「アルベルゴ・ディフーゾ」は1980年代から、イタリアの集落で始まりました。点在する空き家を宿泊や滞在を楽しむ施設として再生し、集落に滞在してもらう取り組み「アルベルゴ・ディフーゾ」。空き家が増えつづける町の新たな在り方のひとつとして、今ではスイスやクロアチアなど欧州各地にも拡がりをみせています。
先日、その「アルベルゴ・ディフーゾ」に実際訪れてきたのは作家の森まゆみさん。著書『起業は山間から』では、群言堂のデザイナー松場登美の半生を、生い立ちから当時に至るまで聞き書き形式でまとめてくださいました。
森さんが視察したイタリアの新しい古民家再生とはどんなものだったのでしょうか。その魅力や現状をお話していただきます。みなさまのご参加をお待ちしております。
◆日 時:9月9日(土)14時〜16時
◆参加費:1,500円+税
◆定 員:30名
※事前予約制です。定員に達した場合、お断りさせていただくことがございます。
◆森まゆみプロフィール
1954年7月10日生。ノンフィクション作家、エッセイスト、編集者、市民運動家。東京都文京区出身。早稲田大学政治経済学部卒、東京大学新聞研究所修了。藤原保信に師事。出版社で企画・編集の仕事に携わった後、フリーとなり、1984年10月に山崎範子、実妹である仰木ひろみと、地域雑誌「谷中・根津・千駄木」(谷根千工房)を創刊し編集人となる。また、著書『東京遺産』にあるように、上野奏楽堂、旧岩崎邸、上野不忍池、上野の森、安田邸などを保存する市民運動に関わった。2015年には、市民運動で新国立競技場の当初案を、10万を超える賛同者で撤回させた。1997年に『鴎外の坂』で芸術選奨文部大臣賞、2003年に『「即興詩人」のイタリア』でJTB紀行文学賞、2014年に『青鞜の冒険』で紫式部文学賞をそれぞれ受賞。その他、サントリー地域文化賞、日本建築学会文化賞をそれぞれ受賞。現在、東京大学情報学環客員教授、日本ナショナルトラスト理事他も務める。○新著好評発売中:「子規の音」(新潮社)/「暗い時代の人々」(亜紀書房)
◆申し込み/お問い合わせ先
〜8/21、9/7、当日:仙台タピオ店(022)777-8338
8/22〜9/6まで:サテライトショップ群言堂山形店(023)665-5426