網目が大きく、通気性もあるので水にさらした冷たい野菜や果物をいれても涼しげです。
濡れても大丈夫な素材で、汚れても軽く洗うと取れるのでお手入れも簡単です。
底は素材をいくつも重ねて作っているため耐久性もあり、
使っていくにつれて艶が増し 味わい深い色味に変化していきます。
色合いの変化を感じながら10年、20年と長く使っていただけます。
野菜を入れてザル代わりに
生産国 | 日本(広島県) |
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素材 | こしだ |
サイズ | 高さ:約12.5cm 直径:約21~22cm |
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重量 | 約150~200g |
備考 | 個体差のある商品ですので、サイズ、重量は目安としてお考えください。 |
ご注意事項
・ひとつひとつ手作りのため、大きさや重さが多少異なる場合がございます。予めご了承ください。
・耐久性に優れたかごではありますが、手作りのため上下左右から強い力を加えると壊れてしまう恐れがあります。お取り扱いにはご注意ください。
こしだのかごについて
素材に使われている”こしだ”とは山の傾斜部に密集して生育し、一般的な”しだ”とは少し異なり、
お正月飾りに使われる”ウラジロ”によく似た植物です。
このこしだを使ってかごを製作されているのが、広島県廿日市市の原田 主税さんです。
最盛期は12月~3月の寒い時期。瀬戸内海を望む山に登り、こしだを収穫します。
根や葉を落として綺麗に洗い、沸騰したお湯で1時間程、量が多い時は一晩かけて煮ます。
こしだは固くなると折れたり編みにくくなって作業ができなくなってしまうため、
煮て柔らかくなったら手早く編み込んでいきます。
収穫から製作まで時間がかかるため、一日でできるかごの量は4つほどだそうです。
製作者の高齢化や、後継者不足は深刻化しており、こしだを使ったかごは貴重なものになってきています。
近年は地球温暖化で成長も早まり、茎が太く色の濃いこしだが獲れるそうです。
そんな中でも「毎年違った素材の表情が見えて楽しい」「楽しいから続けられる」と原田さんは話します。
収穫から作業までひとつひとつ手作りで作っているため、全く同じ形はなく
素材の色もその年によって変わってきたり、使っていくうちにも艶がでて色味も濃くなっていきます。