一つひとつの糸偏の漢字を見ていると暮らしの中にある、
人の営みが見えてきます。仕事に暮らしに優越もなく、
ものに対する思いも、人に対する思いも同じくらい大切なこと。
それを作り出しているのは人の手の働き。
ひたむきに誰か、何かに思いを馳せた優しい手。
時代が進んでもそんな思いが廻り続けることを祈りながら
厳しい夏を越えた秋の恵みに手をあわせます。
山内 真澄美
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■山内真澄美
1966年、大阪に生まれ育つ。
15歳 両親の実家、島根へ U ターン帰郷
18 歳 島根県立邇摩高等学校 商業科卒業後、一般企業に勤める
21 歳 百貨店のウィンドーディスプレイに興味を持ち、花の勉強を始める。その後、神戸、広島で花屋、デコレーターのアシスタントを経て
29 歳 フリーとして独立
2019年春頃より、暮らす宿他郷阿部家にて花のしつらえ、お掃除等も担っている。
日本の古き良きものの中にある新しさを見つけ出し、恵まれた自然環境、日々の生活、出会いや出来事の中から私自身のアンテナに反応したモノやできごとを表現する創作活動をしています。今のこの瞬間を味わえる事に感謝し、モノとモノ、モノと人、 モノと空間、そのカタチや意味を学び、探り、楽しみながら作品に向き合いたいと思っています。