これまで群言堂が採取してきた100種ほどの植物と、抽出した色のそれぞれをご紹介しています。
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春の代表的な山菜のひとつである「蕨」。おひたし、炊き込みご飯、味噌汁の具、どの食べ方でも美味しい里山の春の味覚です。夏から秋にかけて大きく葉を広げた「蕨」を、根っこごと掘りだして染料にしています。
日本の国花は、特別な決まりはないものの、実質的に菊と桜になっているほど親しまれている「桜」。花が咲く前の枝の芯には赤みがあり、丁寧に煮出すと桜の花のような薄い色や幹のような深いこげ茶色を抽出することができます。木が弱らないように休眠している冬の間に枝を切り、チップ状に細かく砕いて染料にしています。
日当たりが良いか半日陰の場所で、湿り気のある土を好み、枝がつるになってほかの樹木を覆うように伸びていきます。その実はお酒に漬けて薬用酒に、長く伸びた枝の芯は、カゴを編む材料にも使われます。花が咲く頃に一部の葉が白くなるのが特徴で、枝、葉、実を染料にしています。
かつて石見銀山で銀を掘っていた鉱夫たちが、潰した梅の実を布にくるんで口に当て、鉱毒から身を守っていたことから、大森町には「梅」が多く植えられています。冬の間に剪定した枝をいただいてチップ状にし、染料にしています。
山野の日当たりの良いところに生える、つる性の「葛」。長く伸ばした茎からは葛布(くずふ)の原料となる繊維が取れ、根からは葛粉(くずこ)が取れます。葉は草食動物が好んで食べます。自生している「葛」の茎と葉を刈り取って染料にしています。
大森町の近くで「ブルーベリー」を無農薬で栽培している農園があります。収穫時期に雨が続くと、ほとんど枝から落ちてしまうそうです。その落ちて出荷出来なくなってしまった実を拾い集め、染料にしています。
日陰でも良く育つ「青木」は、日本海側の常緑樹が多い地域の薄暗い林の中に多く自生しています。昔から民間療法として傷口に火で炙った葉を利用したり、寒さにも強いために庭木に使われることも多いです。冬に赤くなる実や枝葉を染料にしています。
野山に自生する「山椒」の枝葉を染料にしています。春に芽吹く若葉(木の芽)は香りがよく、果実も皮も香辛料として重宝されます。「暮らす宿 他郷阿部家」の夕食に並ぶ手作りの山椒味噌は、炊きたてのおむすびにもよく合います。
葉に白いくま取りがあるのが名前の由来です。このくま取りが愛されて、もともとは山地の植物ですが、庭だけでなく公園に植えられることも多く、親しまれてきました。葉に優れた抗菌や防腐、防臭の作用があり、昔から薬用に、食用に、活用されています。
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