間歩と梅の花を表現しました。
間歩とは銀を掘る鉱道の事です。
当時、銀を掘るため梅肉はとても大切な存在でした。
鉱道では粉塵、砂ぼこりが充満し、そのまま鉱山病になる鉱夫が多かったため、
解毒作用のある梅肉を日本初であるマスクに塗布して体を守りました。
まさに鉱道は銀の道。梅は「福梅」でした。
(石見銀山世界遺産登録記念時に制作、大田市に寄贈)
柳澤 時子
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■柳澤 時子 プロフィール
1950年 島根県生まれ
1985年 独学でパッチワークを始める
1999年 島根県女性センター「あすてらす」(大田市)タペストリー制作
2000年 パッチワーク教室開設 2年に1度、生徒作品展開催 1995~2010年
東京・大阪・京都・広島・山口・島根県内で個展開催
2014年 大田市「たから保育園」緞帳制作
2022年 松江県立美術館 ギャラリー フレンドキルト展
受賞歴
ブラハウス「銀の針賞」
・銀の針賞 (1998年)・銅賞 (1996年)・アイディア賞 (1999年)
東京国際キルトフェスティバル日本キルト大賞
・奨励賞 (2005年)・入選 (2007年)
・和部門3位 (2016)・日本キルト大賞 (2017年)