ここは「新里カオリのお悩み相談室」。
三浦編集室読者の皆さまからの様々なお悩みに、広島・尾道市の立花テキスタイル研究所主宰・新里カオリさんがユーモア&愛情たっぷりにこたえてくださいます。
※この記事は2020年8月発行の「三浦編集室Vol.4」から転載したものです。
<今号の相談>
最近ボリスブラウン3羽(コメ、ナン、カレー)を飼い始めたのですが、日に日にかわいくなり愛情のやり場に困っています。撫でても嬉しくなさそうだし、抱っこも長時間は嫌がります。おすすめのふれ方があれば教えてください。
(佐藤愛・大森町会社員)
A、私も色々な鶏を飼育していますが、ボリスブラウンが一番好きです。性格も優しいですし、卵も大きなのをよく産んでくれますよね。表情もひと際豊かなので、体調の変化などにも気付き易くとても飼育しやすいです。黒い烏骨鶏なんかは、ほとんど表情が見えません。
さて、3羽の名前がコメ、ナン、カレーということで思わず色々想像してしまいましたが、愛情が日々強くなっていらっしゃるとの事、失礼な想像は払拭いたします。
ボリスの可愛がり方ですが、優しく抱えるように抱いて頬の赤いプルプルをそっと撫でるとうっとりする子もいます。時にはそのまま寝てしまうことも。そうなったらこっちのもの、好き放題寝顔をじっくり見つめる。つまり「目で愛でる」のがおすすめです。
アクティブで抱っこを嫌がる子の場合は、餌をあげるときに鈴を鳴らす、など特定の音を覚えさせます。すると、どこまでもついてくるようになり楽しいですよ。
新里カオリ(にいさと・かおり)
1975年 埼玉県生まれ。
2000年 武蔵野美術大学大学院 テキスタイル専攻修了。教育関係の仕事などを経て2009年、尾道・向島に移住。株式会社立花テキスタイル研究所を創設、主宰。
向島で80年以上織られ続けている帆布を、地域から出る廃材で染めた環境配慮型の製品を製作、販売。地域で生まれたものを原料にする取り組みをしながら、糸紡ぎ、染め、織りの指導などを全国で行う。
新里さんがナビゲーターを務めるYouTubeチャンネル「うららか島暮らし」はこちら