”小さな森のような畑”とは、自然の森のように様々な植物や生き物がバランスを保って共生する畑。大森暮らしの仲間、スズキくんが目指す農業の形である。
とはいえ確立した農法でやっているというわけではなく、常に試行錯誤しながら変化、進化を重ねている掴み所のない畑でもある。これは畑の今を追うことでその全容を少しずつ理解しようという、群言堂広報・三浦がお送りする観察レポートである。
忙しい夏、農家は毎日大量のタスクに追われている。倒れでもしたら大変だなどと思っていたら、スズキくんが倒れた。
今月保育園で発熱する園児が急増していたのがスズキくんにも移ったらしく、およそ一週間高熱で寝込むこととなったのだ。
その間スズキくんの手が回らない分、編集室メンバーで田んぼの水のポンプ点検、水の入りや合鴨・ヤギが脱走していないかなどの確認をした。
しかし草取りまでは手が回っておらず、スズキくんが復帰したときにはすでに合鴨やチェーン除草ではどうにもならないくらい成長した草が繁茂していた。