もみじのプロペラ|登美のものづくり

「もみじのプロペラ」

風にのって運ばれる季節を待つ、まだ青々としたもみじの種だけを大きく活けてみました。
葉がさらさらとなびく風景も好きですが、この種の可愛らしい色形と共に、風にのるための機能を兼ね備えた姿には
自然が織りなす完璧なまでのデザイン性を感じて、見るたびに感動を覚えます。

服のデザインに関しては独学の私ですが、デザインの先生はこれから先も身近な自然です。

登美

(2017年7月 徒然四方山話ハガキより)

群言堂本社のもみじの種がプリント柄になりました。

芽が出てきてしまった小さなさつまいも。

輪切りにしたあと彫刻刀で「プロペラ」の形を掘り出していきます。

くるくる舞い落ちてくる種のように動きをつけてスタンプ!

種の大きさそのまんまにプリントの柄になりました!

スラブローン種柄プリント(2018年)

群言堂本社のもみじの前で。 ブラウス蛍葛( 2018年登美 )

軽くてやさしい肌ざわりの綿ローンは風が通って涼しく着られる夏の定番素材です。
柄をプリントすることで透け感の軽減にもなっています。

「シャトル織機は同じ年式で同じ型でも、
癖があってひとつひとつみんな違うでよ。人間の性格と同じで。」

■ 静岡県浜松市 古橋さん


昭和3年創業の織り屋を営む古橋さん。昔ながらのシャトル織機を使い続け、試行錯誤を重ねて独自に機械を改良しておられます。群言堂は生地の優しい風合いはもちろん、古橋さんのモノ作りへの姿勢にも惚れ込んでいます。

■ 特集:『古橋さんの綿ローン』
20数年前に松場大吉・登美が出会い生地に惚れ込み、以来毎年作り続けている『綿ローン』。古橋さんのこだわりや産地浜松について、また生地を使い続ける登美の想いに焦点を当てたコンテンツを公開しています。

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