石見銀山の草花ブログ*卯月と皐月|令和元年

木柱や石の傍らに寄り添う草花たち

日陰にそっと咲くニョイスミレ。

カキドオシはふたつ並んで咲きます。

木柵に伸びるハコベですが、アーティスティックです。

この1場面にたくさの草花たちが生きています。

一昨年、メルマガとインスタグラムでの「今週の石見銀山」の連載を終えた後、新企画でスタートした「石見銀山の草花ブログ」ですが、皐月を最後に連載休止となっていました。残念ながら足を負傷したため、里地を歩いて草花たちを撮影することができなくなってしまったからです。ブログもおかげさまで好評をいただいており、自分としてはなんとか続けたい思いだったのですが、五十路を前に無理もできず、じっと我慢でリハビリに励んで再開することを目指し、やっとこれなら大丈夫じゃないか、という状態まで回復しました。これから気持ちを新たにブログを再開いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします!

陽気が良くなり、石見銀山を散策する観光客も増えています。

名前は知らないけどよく見かける道端の草たち

陽の光を浴びて風に気持ちよさそうにそよぐ草たち。

スズメノカタビラも主役になれます。

こちらはスズメノヤリ。

そしてスズメノテッポウ。

音がしそうなヒメコバンソウ。

蕾のスイバ。

陽の光は道端の草花をキラキラと輝かせます。

自然の草花は、なぜこんなにも多様で造形にとみ、一つ一つの形に意味があるのだろう、と何度も感動します。大きくいってしまうなら人間も含めて地球上の‘いきもの’の仕組みは、本当に不可思議に満ち溢れていると思います。もし神様が世界を創ったとするなら、それは‘グッドウィル(善意)’によるものだと私は感じるのです。

畑をはじめました!

大きく育ったパクチーの花。あたりに香りが漂います。

ソラマメの花です。紫色だということを初めて知りました。

支えもなく元気に育ちました。

トキワハゼ。次のムラサキサギゴケとよく似ていますが、花が小さく地面に近く咲きます。

こちらがムラサキサギゴケ。ここ大森にはトキワハゼと両方が咲きます。

会社に畑部ができ、初心者ながら私なりに参加しています。いろいろ植えた中で元気に育ってくれたのが、ソラマメでした。紫色の花が咲いた時にはとても嬉しく、実がなるのがとても楽しみでした。2週間ほど前からソラマメが大きくなり、そろそろ収穫しようかな、と思っていた矢先、何かの野生の動物に見事に中身だけ食べられてしまい、がっくり。ちょうど食べごろの時を狙ってくるそうです。今は動物に食べられる前に、少し小さいけど早めに収穫しています。サヤの中の小さなソラマメは可愛く優しい味でした。

大森町は今こんな景色です。

観世音寺に登る階段。

お寺と神社の鳥居が同居する全国唯一の場所。ミヤマヨメナが咲いています。

遊歩道中ほどの、小川のせせらぎと陽の光で癒される場所。

秋は紅葉、冬は屋根が雪に覆われます。

大森町の真ん中を通る銀山街道は全長2kmほど。中ほどに観世音寺というお寺があります。階段を登った敷地からは大森の町並みが一望でき、石州瓦の屋根が並ぶ景色はぜひ一度ご覧いただきたいところ。四季それぞれで風情が変わります。ぜひ足をお運びください!

お届けしているエリアは主に「群言堂」本社付近です。

inkan_koyanagi_recipe.jpg 担当:小柳

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