「豆腐屋の豆乳はおいしくない?」
登美さんの母であるかね子さんが創業し、
姉の教子さん、娘の史子さん、孫の祥子さんと代々女性が表に立ち、様々な挑戦をしてきた横山食品。
そんな横山食品が次に挑んだのは「豆乳」でした。
一般的に豆乳というと・・・
・無調整豆乳はすこし豆特有の青臭みがあるけど、大豆のみで健康的!
・調製豆乳は甘くて飲みやすいから続けられそう
・豆腐屋さんの豆乳はこだわっていて美味しそう
というようなイメージかなと思います。
けれど、豆腐屋の常識としては、「豆腐屋の豆乳は、タンパク質が多く、そのまま飲むには青臭くておいしくない。」なんだとか。
そこで横山食品では、あえてその常識を外した「おいしい豆腐屋の豆乳をつくる」「他にはない無調整豆乳をつくる」ことに挑みました。
そして、他にはない豆乳ということで、思いついたのが濃厚な豆乳。通常の豆乳は大豆固形成分が約8%。それが倍の15%ほどもある豆乳づくりを始めました。
次なる常識外れ、「スプーンで食べる豆乳」
ある日、偶然生まれたのがスプーンですくえるほどにとろとろとした豆乳でした。
豆腐屋の常識として、上質な豆乳は濃厚なものであってもさらさらしているものなのだとか。
そのため、技術担当の上島さん曰く「最初は失敗したと思いました。」
でも、社長の史子さんは直感的に思いました。「面白い!」
ヨーグルトのように、スプーンで食べるものと飲めるものがあったらいいのでは、と感じ、とろとろした豆乳とさらさらした豆乳の2種類の開発を進めました。
(これまた豆腐屋としては、常識外れなのでした。)
そこから、それぞれ安定した質感が出せるように、技術部メンバーの試行錯誤が始まります。
約1年半後、ようやく安定してとろとろの食感を生み出せる技術を獲得しました。
「食べる豆乳、飲むとうふ」
そして、製品化されたのが、「まめちち」です。
群言堂スタッフでいろいろな豆乳と比べながら試飲してみたところ、いろんな声が聞こえてきました。
「とろとろ豆乳」
・スプーンで食べられるのが面白い。
・もはや、豆乳の概念を超えて、おぼろ豆腐に近い食感。
・原料が国産大豆のみで安心して食べられるうえ、常温保存ができて、
小さなパックに入っているので離乳食にちょうどいい。
「さらさら豆乳」
・超濃厚で大豆の甘みと旨みが舌にまとわりつく感じ。
・普通の豆乳とは味が全然違う。
・これまでの豆乳の概念にはなかった味わい。「とうふを飲んでいる」みたい!
※どちらもあくまでも、「豆乳」です。にがりなど凝固剤は使っておりません。
まめちち 3つのこだわりポイント
まめちちの製造にあたって、実はたくさんのこだわりがあるんです。
大きな3つのポイントを紹介します。
①原材料の大豆は高たんぱくで味のいい「三重県産 ふくゆたか」に限定
②「まめちち」ならではの濃厚さと食感を出すため、通常の豆乳よりも大豆を贅沢に使用しているほか、横山食品独自の技術を開発。まるでおぼろ豆腐かのような食感を出せるほどになりました。
※これだけ濃く豆乳を炊くのは非常に難しい技術なのだとか。
③大豆の皮を取り除く「脱皮」の工程を経て、豆乳を製造しています。「脱皮」することでより大豆本来の味わいや甘味が引き立つとか。「脱皮」の工程があるのは、「まめちち」だけなんです!
こうしてさまざまな工夫でできあがった「まめちち」は、
とろみがあるうえ、普通の豆乳の約1.5~2倍のタンパク質があるので、嚥下(えんげ)しにくいご高齢の方の栄養補給や幼児の離乳食(※とろとろ豆乳)、スポーツの後にプロテイン代わりに飲むのもおすすめです。
おすすめの食べ方
「とろとろ豆乳」は、黒蜜をかければ、そのまま無添加のデザートに。
大豆の旨みや甘味が豊かで、豆乳嫌いの方でもペロッと食べられます。
料理に使うときは、マヨネーズのかさ増しや代用として使えば、料理が低カロリーにできて最高ですよ。(例えば、カボチャのサラダなど)
「さらさら豆乳」は、そのまま飲んでいただくと、まるで豆腐のような濃厚な旨みと甘みがするこれまでになかった味わいの豆乳です。
これまでずっと無調整豆乳の青臭い味が苦手で調製豆乳派だったんですが、そんな私でも無調整豆乳デビューできてしまいそうだから驚きです。
大豆とともに生きてきた豆腐屋 横山食品こだわりの豆乳「まめちち」。
本当に「食べる豆乳、飲むとうふ」なのか?
ぜひ一度、お試しください。