夏花の寝床
見た目にも涼しげな“蚊帳”。
昔の夏の快適さには、先人の知恵、丁寧な暮らしと風情がありました。
田舎で初めての蚊帳にはしゃいだ夜・・・。
寝床で聞いたおじいちゃん、おばあちゃんの何気ない昔話。
大人になった今も心に残る夏の思い出。
蚊帳に咲く花は、ほんとうに涼しそう・・・
夏の心地よい居場所を見つけて夏を乗り切りたい
心からそう願います。
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■山内真澄美
1966年、大阪に生まれ育つ。
15歳 両親の実家、島根へ U ターン帰郷
18 歳 島根県立邇摩高等学校 商業科卒業後、一般企業に勤める
21 歳 百貨店のウィンドーディスプレイに興味を持ち、花の勉強を始める。その後、神戸、広島で花屋、デコレーターのアシスタントを経て
29 歳 フリーとして独立
日本の古き良きものの中にある新しさを見つけ出し、恵まれた自然環境、日々の生活、出会いや出来事の中から私自身のアンテナに反応したモノやできごとを表現する創作活動をしています。今のこの瞬間を味わえる事に感謝し、モノとモノ、モノと人、 モノと空間、そのカタチや意味を学び、探り、楽しみながら作品に向き合いたいと思っています。