暮らしを大切にする「あの人」に、お気に入りのひとしなを聞く連載「私のめづる道具」。
第5回目の今回は、石見銀山生活文化研究所でパタンナーとして働く、神吉美穂子(かんきみほこ)の自転車「tokyobike(トーキョーバイク)」です。
(以下、語り手:神吉 美穂子)
暮らしを大切にする「あの人」に、お気に入りのひとしなを聞く連載「私のめづる道具」。
第5回目の今回は、石見銀山生活文化研究所でパタンナーとして働く、神吉美穂子(かんきみほこ)の自転車「tokyobike(トーキョーバイク)」です。
(以下、語り手:神吉 美穂子)
「私も、自転車に乗ろう。」
そう思ったきっかけは、当時結婚前だった夫のtokyobikeに乗っている姿がとても軽やかで楽しそうだったからでした。
その頃の私の移動手段といえば、ほとんどが電車だったので、自転車に乗ったら運動にもなるかなと気軽な気持ちもあって。
私もtokyobikeに決めたのは、スポーツテイストすぎず見た目も気に入り、機能性にも長けていたから。
街なかでも、週末のちょっとしたお出かけにも馴染んでくれそうな「ちょうどよさ」がありました。
選んだのは、ビタミンカラーの黄緑色
元々、私にとっての自転車は「暮らしに楽しみをもたらす道具」というよりも、「移動手段のひとつ」という捉え方に近かった気がします。
けれど、その感覚が少しずつ変わっていって……。
自転車だからこそ、道の途中で見つけた小さなお店に入ってみたり、素敵な景色を立ち止まって眺めたり、色々な「偶然の出会い」を楽しめるようになりました。
東京に住んでいたときは、数十キロ先の奥多摩エリアまで、夫と2人でサイクリングにもよく行きました。
たどり着いた先でお弁当を食べて、ゆったりと自然の中で過ごすのが大好きになって。
最初の頃は、往復20キロくらい乗ると疲れて大変でしたが、慣れてくると往復50~60キロでも行けるように。
もともと身体を動かすのが好きという訳ではなかったのに(笑)、自転車に乗るのは気持ちよくて、運動に対する意識も変わっていきました。
tokyobikeの直営店で、「ウッドベル」や「ボトルケージ」などtokyobikeをより楽しむためのアクセサリー類を買い揃えることも
3年前に子どもが生まれて3人家族になり、その翌年、大森町の近くの町で暮らしはじめました。もっと自然に近い場所で子育てをしたいと強く感じるようになったこともあり、島根への移住を決めたんです。
もちろん、島根にもtokyobikeは連れてきています。子どもが大きくなって一緒にサイクリングに出かけられるようになったら、またどんな違った景色に出会えるんだろう?と、今から楽しみですね。
車にtokyobikeをのせて行って、しまなみ海道のサイクリングもしてみたい。着いた先で一泊して地元の美味しいものも食べて……面白そう!
私にとってtokyobikeは、一緒に出かければもっとわくわくする方へ、楽しい方へと連れていってくれる、友達のような道具。
これからもtokyobikeに乗って、様々な場所へと出掛けたいです。
・TOKYOBIKE 26
・公式サイト:https://tokyobike.com/
神吉 美穂子(かんき みほこ)
伊佐 知美
1986年、新潟県出身。「登美」ブランドで起用されている「マンガン絣」の産地・見附市が実家。これからの暮らしを考えるウェブメディア『灯台もと暮らし』編集長・フォトグラファーとして、日本全国、世界中を旅しながら取材・執筆活動をしている。著書に『移住女子』(新潮社)。
タクロコマ(小松崎拓郎)
1991年生まれ、茨城県龍ヶ崎市出身の編集者/カメラマン。これからの暮らしを考えるウェブメディア『灯台もと暮らし』編集部所属。
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