春を迎えて、新企画の読み物《石見銀山の草花ブログ》をお届けします!
群言堂 石見銀山本店と本社は、島根県大田市大森町にあります。山陰の豊かな緑の山々に囲まれたこの土地には、他の《読み物》でもお伝えしているように、環境としても歴史的な町としても、今なお人々が暮らす町としても、多様な魅力があります。その魅力の一面を、里山の草花を軸に、折に触れて皆さまにお届けしていこうと思います。始まりの今回は、待ち遠しかった春の暖かな陽射しに輝いた大森の様子です。ぜひご覧ください!
春を迎えて、新企画の読み物《石見銀山の草花ブログ》をお届けします!
群言堂 石見銀山本店と本社は、島根県大田市大森町にあります。山陰の豊かな緑の山々に囲まれたこの土地には、他の《読み物》でもお伝えしているように、環境としても歴史的な町としても、今なお人々が暮らす町としても、多様な魅力があります。その魅力の一面を、里山の草花を軸に、折に触れて皆さまにお届けしていこうと思います。始まりの今回は、待ち遠しかった春の暖かな陽射しに輝いた大森の様子です。ぜひご覧ください!
うららかな日和の3月下旬、石見銀山公園から遊歩道を歩きました。この時期は、石見銀山公園をはじめとして、町内のあちらこちらにある梅の花が見頃です。遊歩道の1kmほど先にある清水谷製錬所には、そういえば梅の木があったなぁ、と思いながら、小川のせせらぎを聴きながら、まだひんやりとした遊歩道を歩きます。
清水谷製錬所は、明治28年、DOWAホールディングスによって建設され、仙ノ山の南側に広がる福石鉱床で採掘する銀を製錬するはずでした。予想されていたほどの銀が埋蔵されておらず、わずか1年半で操業を停止することとなり、現在その跡に残っているのは、苔むした石造りの基礎部分のみです。
深い木々の緑に囲まれていることもあり、陽の光を浴びてキラキラと輝く紅梅の梅が咲くその風景は、なんだか幻想的なものに感じました。
3月頃から山地にみられるというミヤマカタバミ。
4月上旬のこの時期は、春といえども肌寒かったり雨が降ったりとお天気は不安定です。ですから、お日様が輝き、大森の町を輝かせる晴れの日は、心がウキウキと踊ります。
桜の開花が全国的に早かった今年。大森でも、代官所跡の桜の見頃が例年より訪れました。写真の桜の奥は桃の花。春を知らせる二つの花が見られるわずかな時期です。
4月といえど木々が生い茂る遊歩道では、まだまだひんやりとしています。わずかな隙間から日の光が当たる場所では、日陰とはまた違った植物が見られます。
視界が開け、日の光が当たる場所にはオオイヌノフグリの可愛らしい青い花畑が広がります。なんだかほっとした気持ちになり、里山の草花に春がきたことを教えられます。
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