*旬の味覚を楽しむ*ごぼうときのこの白和えグラタン*拓さんの阿部家レシピ

公開日 : 2017年12月16日

ごぼうときのこの白和えグラタン

今回の「拓さんの阿部家レシピ」は、冬になると食べたくなる熱々のグラタンを阿部家流にアレンジしてご紹介します。旬のごぼうや白菜、それに合わせて美味しいきのこ、また、山陰の海で採れる「くいぼば」というひじきに似た海藻という栄養満点の具を、酒粕や味噌を加えて体がポカポカ温まる‘白和え’クリームソースでグラタンにします。お気に入りの器でぜひお召し上がりください!

材料

4人分(エッグベーカー4つ分)

*白和えクリームソース
豆乳 300g
酒粕 30g
米粉 45g
味噌 15g
少々
チーズ お好みで
ごぼう 1本
きのこ 4つ
白菜 2〜3枚
くいぼば
(ひじきなどお好みの海藻で)
10g(乾燥で)
ごま お好みで

暮らす宿「他郷阿部家」の凡典座(ぼんてんぞ)
拓さんこと小野寺拓郎。
阿部家のお客様の胃袋をあずかっています。
満足いただく1品をつくるべく、日々取り組み中!

凡典座とは:「典座」とは禅宗で、食事などを事をつかさどる役僧のこと。
「凡」は平凡の「凡」で、まだまだ修行の身であることを意味します。
※広辞苑より

拓さんの阿部家レシピ担当 小柳

拓さん:リクエストをいただいたんでしょう。
小柳:ごぼうときのこと柿のリクエストをいただきました。寒くなるとクリーム系のものが食べたくなりませんか?
拓さん:そうだね。シチューとかグラタンとかだね。ごぼうもきのこも美味しい時期だし、白菜も食べられたらいいな。豆乳のクリームソースに酒粕を入れてみようか。「くいぼば」っていう海藻があるんだ。それもどうかな。
小柳:なんだかクリームというより、白和えみたいですね。
拓さん:そうだね!白和えだ!白和えグラタンはどうだろう。湯町窯のエッグベーカーでオーブンで焼こう!

*作り方*

1. きのこは大きめに、ごぼうは食べやすい大きさで。白菜は6mmほどの細切り、くいぼばは水で4時間ほど戻しておく。
 Point! ごぼうは下ゆでまたは出汁で下味をつけておくとおいしくいただけます。
 Point! くいぼばはひじきなどお好みの海藻でどうぞ!

201712_recipe_kuiboba_s.jpg

2. 白和えクリームソースの材料を雪平に全て入れ、中火でとろみがつくまで温める。
 Point! 火にかける前に酒粕と味噌をよくなじませておく。

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3. きのこから炒め始め、火が通ってきたら、ごぼう、白菜、くいぼばを炒め合わせる。
 Point! 軽く塩をしておく。

4. エッグベーカーに3を入れる。

5. 白和えクリームソースをかけ、その上にナチュラルチーズをのせる。

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6. 200°Cのオーブンで10分焼く。きつね色の焼き色がついたら焼き上がりです。

ごぼうときのこの白和えグラタンの出来上がり!

他郷阿部家で「ごぼうときのこの白和えグラタン」をいただく!

今回の試食スタッフは、他郷阿部家元スタッフの林 莉惠(りん りえ)。豊富な仕事経験があり、落ちついたお姉さんというムードで、試食しながらこれまでの経験を素敵に話をしてくれました。

※ 現在、他郷阿部家に在籍しておりません。

着用のワンピース:「根々」栗の渋皮煮ジャガードワンピースネイビー/裏ボーダー接結タートルピンク

林:可愛い器にこの藍のコースターが素敵ですね。
拓さん:アツアツのうちに蓋をとってどうぞ!
林:ゴマがかかって、チーズがとろ〜と美味しそう。わぁ、チーズが伸びる!しいたけとごぼうと、白菜!
拓さん:しいたけがたまらなく美味しいんだ!

林:うーん、本当ね。しいたけが美味しいね!具がゴロゴロ入って嬉しい。この黒いのは何ですか?
拓さん:「くいぼば」っていって、この辺りで採れる海藻です。ひじきみたいなもの。
小柳:白和えみたいだねって。
拓さん:そうそう。クリームソースに酒粕と味噌も入っているし。
林:濃厚で、すごく美味しい!

小柳:林さんは経験者だって聞きました。どんな仕事をしていたのですか?
林:前職では、オーガニック化粧品の会社に勤めていて、そこで食品の企画をしていました。料理をするのが好きで、中でも集まりなんかがあるごとにむすんでいた「おむすび」が私にとって特別なものです。
拓さん:そうなんだって。おむすびに想いがあって阿部家を訪ねてきたんだよ。

林:人生で何かが繋がる時、そこに必ずおむすびの存在があるんです、私の場合。とある出来事を友人にしていたら、「そこにおむすびだよ!」って言われて、ハッとしました。「おむすびがつなぐ私の人生!」って思います。サブタイトルにどうですか?
拓さん・小柳:いいですね、笑!

出来上がった「きのことごぼうの白和えグラタン」の撮影を始めたら、「こんなとろ〜りチーズはどうですか?」とチーズを伸ばしてくれた林。よく知ってる!と感心していたら納得の仕事経験でした。ここで紹介した以外の話も面白く、また聞いていると不思議な縁があるものだな、と感じました。「おむすび」に強い想いを持って、どうしても阿部家で働きたいと願い出たそうです。これから阿部家でどんな人生が繋がっていくのか楽しみです!

興味深い話に聞き入った拓さんと周ちゃん。素敵な笑顔を向けてくれました。

inkan_koyanagi_recipe.jpg 担当:小柳

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