「MeDu」梅花酵母をめぐる旅
〜美肌を育む、島根県へようこそ・(公社)島根県観光連盟〜 

石見銀山に咲く梅の花

島根県・石見銀山に咲く梅の花から発見された新種の自然酵母「梅花酵母」。
そしてその「梅花酵母」を活用して、石見銀山生活文化研究所が研究・開発したスキンケア化粧品が「MeDu」です。

MeDuは、今年の冬で2015年のデビューから約2年が経ちました。その間、私たちMeDuを介して新しい方々と出会い、そしてつながることができました。

本連載「『MeDu』梅花酵母をめぐる旅」では、そんな梅花酵母を中心とした関係性をなぞります。

■参考:「MeDu」梅花酵母をめぐる旅 〜島根県・弥栄のどぶろく「嬉し楽し」〜

第2回目の今回は、(公社)島根県観光連盟が、新たな観光素材としてPRしている「美肌県」にご注目! 島根県観光連盟の女子旅マーケット開拓担当、石橋亜紀子さんにお話をお伺いしました。

左)石橋さん 右)めづる編集部 久保田

「ご縁も、美肌も、しまねから。」

出雲大社:神楽殿(出雲市)

60年ぶりの平成の大遷宮によって新しくなった出雲大社:ご本殿(出雲市)

出雲大社 勢溜(出雲市)

縁結びの神様を祀る出雲大社があることから、「ご縁の国」として知られている島根。じつは(株)ポーラが実施している「ニッポン美肌県グランプリ」で、2012年から2015年まで4年連続第1位、その後もつねにトップ10入りしている“美肌県”でもあるのです。

その理由としては、空気中の水分量が多く、日照時間が短いなど、お肌にとって恵まれた気象条件がそろっていること等にあるようです。

太皷谷稲成神社より(津和野町)

さらに島根には、日本酒、そば、しじみなど、体の中から美肌を支えてくれる成分を含んだ名産品も数多くあります。

女性にうれしい成分を含む「出雲そば(割子スタイル)」

宍道湖のしじみが全国的には有名だが、出雲大社の西に位置する神西湖でも良質なシジミが穫れる

また、日本三大美肌の湯のひとつ“斐乃上温泉”や、お湯のトロトロ感にびっくりする“美又温泉”など、60ヵ所を超える良質な天然温泉に恵まれている温泉天国であることも「美肌県」の要因のひとつになっているのではないかと考えられています。

斐乃上温泉(奥出雲町)

何気なく、美肌の秘密を感じる旅

島根県庁前庭にて(松江市)

(以下、石橋さんの言葉)

「美肌を育むための、気象条件や食事、温泉などの生活環境は、本当は長く住んで、暮らしているからこそ受けられる恩恵でもありますが、旅の中でも十分、美肌県の要素は感じていただけると思っています。

実際、島根を取材してくださった美容ライターさんが、『空気がしっとりしている!』『肌がうるおっている感じがする!』と、おっしゃっていました。この環境が当たり前の私たちよりも、空気の違いを感じやすいのかもしれません。

洗濯物が乾きにくい、湿度の高い気候は島根のマイナスの部分だと思っていましたが、美肌県グランプリのおかげで肌にとても恵まれた環境で過ごしていることがわかり、プラスに思えるようになりました。

観光で島根に来てくださった方々にも、滞在中にぜひ島根のしっとりとした空気を感じていただけたらと思います。」

島根だからこそ生まれた「MeDu」

MeDuと石橋さんとの出会いは、まさにご縁。

MeDu〈保湿洗顔石けん〉配合の「梅花酵母由来の酒粕エキス」の元となる酒粕を提供してくださっている「米田酒造」の蔵人・斉藤さんが、当時“しまねの美肌のモト”を探し求めていた石橋さんにMeDuを紹介してくださったことがはじまりでした。

■参考:わくわくするような日本酒できました。米田酒造 杜氏上濱さん 蔵人 斉藤さんインタビューhttps://www.gungendo.co.jp/article/details/001787.php

米田酒造×(公社)島根県観光連盟:美肌県オリジナル日本酒ミニボトル

米田酒造×石見銀山生活文化研究所:MeDu〈保湿洗顔石けん〉

「MeDuは、石見銀山にゆかりの深い梅の花から発見した自然酵母を使っている、いわば地元の素材を活かしたスキンケア化粧品ですよね。

その昔、石見銀山で働く鉱夫を粉じんから守った梅からの授かりものが、現代ではスキンケアに姿を変えてお肌を守っていることにストーリー性を感じました。地元のよさが活かされたステキな“しまねの美肌のモト”だと思いました。」

石見銀山 大森町の景色(大田市)

散りばめられた“美肌のモト”を拾い集めながら島根を楽しんでほしい

島根は日本酒発祥の地ともいわれている

「島根を旅する際の、私の個人的なおすすめは自分好みの日本酒を見つけること。島根には数多くの酒蔵があるので、旅の途中でさまざまな蔵のお酒を試してみてほしいですね。

また食事なら、お蕎麦はぜひ召し上がっていただきたい。出雲名物「出雲そば」は、見た目がちょっと黒っぽいのが特徴ですが、これは蕎麦の実を甘皮ごと挽いているため。甘皮には、美肌づくりに大切なポリフェノールの一種「ルチン」が多く含まれています。

美肌を考えるなら、蕎麦をゆで汁ごと丼ぶりによそっていただく「釜揚げそば」がおすすめ

島根の観光情報サイト「しまね観光ナビ」では、こうした美肌につながると思われるスポットやグルメ、お土産などを“しまねの美肌のモト”としてご紹介しています。“しまねの美肌のモト”をつなげて、自分だけのオリジナル旅プランを作ることもできますので、ぜひ一度サイトに遊びにきてくださいね。

■参考:~私だけの美肌旅 ご縁も、美肌も、しまねから。~
http://www.kankou-shimane.com/mag-/bihadaken/prize/

おすすめの旅行プランですが、はじめての島根旅なら例えば、出雲大社や松江を観光して、温泉で一泊。翌朝は、世界遺産にも登録されている石見銀山へ。散策では江戸時代から残る町なみを堪能してほしいですね。二泊可能なら、温泉津温泉にも宿泊して、山陰の小京都と呼ばれる津和野まで足を延ばすのもいいかも。県西部までのドライブは日本海がとても美しく、爽快なドライブコースですよ。

石見銀山 大森町の町なみ(大田市)

温泉津温泉 薬師湯(大田市)

石見石州瓦の風景

特別に『美肌をめぐる旅』と意識しなくても、島根の観光を純粋に楽しんだら、実は“美肌のモト”とたくさん接していた、なんてことも。何より肌にストレスの少ない環境にいることで、日頃がんばってくれている自分の肌へのご褒美旅になるはずです。ぜひ、島根に遊びにきてくださいね。うるおいたっぷりの空気とともに、お待ちしています。」


◇しまね旅へ行きたくなったら、是非こちらを参考に!

しまねの観光情報サイト「しまね観光ナビ」
http://www.kankou-shimane.com/

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国宝 松江城(松江市)

石橋 亜紀子
島根生まれの島根育ち。2009年から観光連盟に勤務。2014年から女性旅マーケット開拓担当。「お肌が疲れているから島根に行こう!」と言われるくらい、島根が美肌県として認知されることを目指して日々奮闘している。

書いた人

伊佐 知美
1986年、新潟県出身。「登美」ブランドで起用されている「マンガン絣」の産地・見附市が実家。これからの暮らしを考えるウェブメディア『灯台もと暮らし』編集長・フォトグラファーとして、日本全国、世界中を旅しながら取材・執筆活動をしている。著書に『移住女子』(新潮社)。

撮影した人(石橋さん写真)

タクロコマ(小松崎拓郎)
1991年生まれ、茨城県龍ヶ崎市出身の編集者/カメラマン。これからの暮らしを考えるウェブメディア『灯台もと暮らし』編集部所属。

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