うさころ、小屋を取り戻す|三浦編集長の日常 05

こんにちは。うさころです。

不機嫌そうな顔で失礼いたします。

ちょっと話を聞いてもらってもいいですか?

この夏、群言堂の本社社屋横にある茅葺きの家「鄙舎」の屋根の葺き替え工事があったことはご存知かと思います(以下リンク参照)。

鄙舎元年|鄙舎茅の葺き替えプロジェクト

実はその時に、茅葺き職人さんが空いた時間を使って茅葺きの小屋を作ってくれたんです。

なんとすべて廃材でできています!

「俺の城」爆誕

それはそれは立派な小屋で、鄙舎から下ろした古い茅など工事で出た廃材を利用して作っていただきました。

ちょうど完成したのが夏だったのですが、中に入るととても涼しく、もうめちゃくちゃ気に入っていました。

どれくらい気に入っていたかというと、完成前の骨組みの段階で既にこの笑顔です。

この時は入った瞬間「俺の城だ!!」って叫びましたね(笑)

突然追い出され、小屋を持ち去られる

ところがそんな最高な小屋を手に入れて有頂天だった8月の終わり。悲劇は訪れるのです。

なんとある日突然寝ているところを追い出され、小屋丸ごとどこかへと持ち去られてしまったのです。

いやはや、人間のすることはひどいですね。この時は何が起こったのか全く分からず、ただ茫然とそこに立ち尽くすほかありませんでした。

後日分かったことですが、小屋は群言堂本店の展示『竹頭木屑の会 ~かやぶき屋根ができるまで~』で使うために移動したのだそうです。

9月2日(土)~11月26日(日)までの約3か月間、葺き替え工事の様子を追った写真展が本店2階ギャラリースペースにて開催されたのだとか。

私は見てはいませんがなかなか素敵な展示で、期間中多くの方に見ていただけたようです。それはなによりでしたね。

展示入り口のようす

あ!こんなところに愛しのうさころハウスが・・・!

小屋のない間の過ごし方

さて、小屋のなかった展示期間中どう過ごしていたかというと、会社のピザ窯の横のスペースに繋がれて日がな一日不貞寝をしていました。

まあ小屋があっても一日寝ているっちゃ寝ているのですが、その差を見ればどんな気分だったか一目瞭然です。

安らか~天国かよ~

草の上かよ~

ご覧いただけましたでしょうか。草の上ですよ草の上。ひどいじゃありませんか(意外と気持ちがいいのは内緒です)。

とにかくこんな具合で3か月を耐え抜いた私を褒めてほしい。褒めていただいても、よろしいのではないでしょうか!?

ようやくこの手に戻ってきたマイホーム

ここまでごちゃごちゃと文句など垂れ流して申し訳ありませんでしたが、

なんとか展示も終わり小屋が戻ってきたので嬉しさのあまりこの記事を書いたのでありました。

ちょっと冬は寒いかも?という気がしている今日この頃ですが、今度飼い主の三浦に毛布でも入れてもらうことにします。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

おまけ

こいつが飼い主の三浦です

最後におまけで飼い主の三浦が調子に乗っている写真をお届けします。

人間も入れてしまうゆとりある設計で、「なかなか安心感があっていい」と言っていました。お前にはやらんぞ。


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うさころ
柴犬♂、9才。自称・石見銀山の看板犬。東京都出身。

もともとは東京都府中市で群言堂広報 三浦の親友に飼われていたが、彼が海外勤務になったため三浦に預けられることになった。それから早や5年ほどが経つ。好物は魚肉ソーセージと出汁ガラのかつお節や煮干し。滅多に吠えない。得意技:脱走。

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