夜、眠る前。23時近くになっても起きていたら、「もう子の刻になるよ。寝なきゃ」なんて会話が飛び交う中国ーー。
中国には、1日を12の時刻に分ける「十二時辰(じゅうにじしん)」という時法があります。子の刻(ねのこく)とは、その十二時辰の中の、午後23時~午前1時のことを指します。
この記事では「自力美肌」を育むために、子の刻から眠る暮らしのススメ「子の刻美容」についてご紹介します。
夜、眠る前。23時近くになっても起きていたら、「もう子の刻になるよ。寝なきゃ」なんて会話が飛び交う中国ーー。
中国には、1日を12の時刻に分ける「十二時辰(じゅうにじしん)」という時法があります。子の刻(ねのこく)とは、その十二時辰の中の、午後23時~午前1時のことを指します。
この記事では「自力美肌」を育むために、子の刻から眠る暮らしのススメ「子の刻美容」についてご紹介します。
中医学の世界では、十二時辰のうち「子の刻」と呼ばれる23時~1時までに眠りにつくのがよい、と考えられています。
なぜなら、「子の刻」は陰と陽の気の交代が行われる時間であり、子の刻までに寝ることで、身体の潤いを司る肝臓、腎臓、肺臓の回復を助けるからです。
夜の熟睡は、美容の基本。徹夜なんてもってのほか。徹夜は肝臓の代謝を妨げ、老廃物質などの分解・解毒が不十分となり、血液はドロドロに、肌はパサパサ、シミが出やすく、顔色はくすんでむくむ……という悪循環に陥ります。
「子の刻」までに眠り、リズムよく身体を回復させられる生活サイクルを基本にするのが、中医学が考える理想の暮らしであり、潤いを自らつくりだそうとする力に満ちた「自力美肌」を育むための秘訣なのです。
そして翌朝、気持ちよく目覚めたら、一杯の白湯を。
起き抜けに飲む白湯は、乾いた体を潤してくれるのはもちろん、内臓を温め、全身の巡りをよくしてくれます。
「美肌になりたいけれど、なかなか理想が実現できない……」。そんな人は、じつは生活リズムから見直すのが、美肌への近道なのかもしれません。
「子の刻美容」。おやすみから始まる美肌習慣を、この秋から実践してみませんか?
(めづる編集部:伊佐 知美)
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