3月末より鄙舎の屋根の葺き替えが始まりました。素材は屋根を覆っていた茅や藁、それを受けとめる軍手。雨風や雪、厳しい日差しをじっと受け止めてきたたくましさ、家を守る優しさは、お母さんの生き様のようです。
またこの茅の一部は畑の肥やしになり美味しい野菜として私たちに返ってきます。日常にあるモノと暮らしの循環や生きる知恵、心のあり様をしっかり受け止め、次の世代に受け渡していきたいと思います。
■山内真澄美
1966年、大阪に生まれ育つ。
15歳 両親の実家、島根へ U ターン帰郷
18 歳 島根県立邇摩高等学校 商業科卒業後、一般企業に勤める
21 歳 百貨店のウィンドーディスプレイに興味を持ち、花の勉強を始める。その後、神戸、広島で花屋、デコレーターのアシスタントを経て
29 歳 フリーとして独立
日本の古き良きものの中にある新しさを見つけ出し、恵まれた自然環境、日々の生活、出会いや出来事の中から私自身のアンテナに反応したモノやできごとを表現する創作活動をしています。今のこの瞬間を味わえる事に感謝し、モノとモノ、モノと人、 モノと空間、そのカタチや意味を学び、探り、楽しみながら作品に向き合いたいと思っています。