*季節の野菜ずし*拓さんの阿部家レシピ

季節の野菜ずし(秋編)

今回の「拓さんの阿部家レシピ」は、心待ちにしていた新米を美味しくいただける「野菜ずし」です!西荻窪のRe:gendoでは定番のご膳として旬の野菜で楽しんでいただいています。見栄えがするのにとっても簡単で、お客様をおもてなしする時などにもきっと喜んでいただけるオススメレシピをご紹介します。

原木しいたけを阿部家の裏で燻製に。ほわっと美味しそうな薫りが漂っていました。

材料

4人分

季節の野菜 青梗菜・かぼちゃ・みょうが・レンコン・しいたけ
すし酢 60cc(酢50ml・砂糖40g・塩10g・昆布)
だし汁 鰹と昆布の一番だし
甘酢 酒:みりん:酢=1:1:1、砂糖を適宜
付け合せ 金山時味噌・ゆず胡椒などお好みで

暮らす宿「他郷阿部家」の凡典座(ぼんてんぞ)
拓さんこと小野寺拓郎。
阿部家のお客様の胃袋をあずかっています。
満足いただく1品をつくるべく、日々取り組み中!

凡典座とは:「典座」とは禅宗で、食事などを事をつかさどる役僧のこと。
「凡」は平凡の「凡」で、まだまだ修行の身であることを意味します。
※広辞苑より

拓さんの阿部家レシピ担当 小柳

小柳:新米が美味しい季節になりましたね〜。今回のテーマですが、何かいいレシピはあるでしょうか??本店カフェでは「里山おむすび」を出していますが。ここ大田市に伝わる「箱寿司」とか・・・
拓さん:「いただき」とか。
小柳:それは何ですか?
拓さん:この辺で昔から食べられるお揚げに五目飯を詰めた三角形のいなり寿司みたいなもの。ご近所さんから振る舞われた時にありがたく「いただく」という感謝の気持ちを表した言い回しがその名前の由来なんだって。あと大山の頂上に似ているからとか。
小柳:へえ!いいですね。お米を美味しくいただくとしたら・・「野菜ずし」はどうですか?
拓さん:いいねぇ!Re:gendoでも出しているし、季節の野菜と美味しくいただけるね。この季節だったらきのこ類とかレンコンとか。うん、そうしよう!

*作り方*

1. すし酢をつくる。沸騰させ酢を煮切って昆布を入れる。

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2. 炊き上がったご飯にすし酢を加えて混ぜ、一口大に握る。

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土鍋で炊いたお米はちょっとおこげがあって美味しそうです!

3. たっぷりの湯で野菜を茹でる。それぞれの野菜にあった下処理をして味つけをする。

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 Point!
  ・青梗菜…株部分に切り目を入れる。
  ・かぼちゃ…蒸しておく。
  ・みょうが…塩もみした後、水洗いし、甘酢に漬けておく。
  ・レンコン…薄く醤油で味付けしただし汁で炊いておく。
  ・しいたけ…今回は燻製にしました!お好みの味つけでどうぞ!

4. それぞれの野菜にあったあしらいですしに仕上げる。

旬の野菜が彩りよく並ぶ、創意工夫の野菜ずしの出来上がり!

他郷阿部家で「季節の野菜ずし」をいただく!

今回の試食は、本社の田んぼの収穫の後でした(稲刈りとハデ干しの様子はこちら)。お腹にたまる野菜ずしの試食スタッフは、ブランド「Gungendo Laboratory」植物担当:鈴木 良拓。収穫の秋の真っただ中のこの日の会話は、山のキノコとイノシシの話で盛り上がりました。その少し前には猟解禁の知らせがあり、わな猟免許を持つ当社の3人(拓さん、三浦、鈴木)は血が騒ぐ季節です。

着用のシャツ:「Gungendo Laboratory」食物連鎖PTシャツ

鈴木:わぁ!きれいに並んでる〜、美味しそう!あっ、柿の葉っぱが引いてある。この箸置きも可愛い!
拓さん:鈴木君が好きだろうと思って選んだんだ。

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鈴木:この菜っ葉はなんですか?
拓さん:青梗菜を茹でてあるんだ。ぷちぷちマスタードをのっけてる。
鈴木:うん、美味しい!…?このしいたけは香りづけしてある?
拓さん:そう!そこの石の壺で燻製にしたんだ!桜のチップで。

実際何に使われていたか定かでない壺に興味津々。焼き芋をしていたのでは、とのこと。

小柳:「Labo(Gungendo Laboratoryの略称)」ではどんな仕事をしているのですか?
鈴木:山に入って、「里山パレット」の染料になる草木や木の実を集めるところから、それらをスケッチして柄を提案しています。

satoyama_icon.jpgとは?こちら>>>


拓さん:へぇ〜(感心)。いろんなことを一人でやってるんだね。
鈴木:今は、次の秋冬の図案を考えています。
小柳:また次のシーズンも楽しみにしています!

その後も、近くの窯の話や、猟の話などなど、秋晴れの空の下で、気持ち良い時間を過ごしました。そして、きれいに完食された後に残った柿の葉の様子に、確かに秋の訪れを感じて、今回の試食は終了しました。

大森の町ではきれいに色づいた柿をあちこちに見かけます。

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