ネットショップ「北欧、暮らしの道具店」の記事広告コンテンツ”BRAND NOTE”の取材を受けた松場登美と女性スタッフ3名。いろいろな気付きがあったという取材を振り返って、感想を語り合ってもらいました。
左よりGungendo Laboratoryデザイナー/岩田、根々生産管理/多田、所長/松場登美、MeDu広報担当/久保田
ネットショップ「北欧、暮らしの道具店」の記事広告コンテンツ”BRAND NOTE”の取材を受けた松場登美と女性スタッフ3名。いろいろな気付きがあったという取材を振り返って、感想を語り合ってもらいました。
登美 佐藤さん(「北欧、暮らしの道具店」店長)が話を引き出すのがすごく上手で楽しかったよね。しゃべりやすくて、思った以上に自分が出ました。
青木さん(「北欧、暮らしの道具店」を運営する株式会社クラシコム代表取締役/佐藤さんの実のお兄さん)も「妹はすごくやり手なんです!」っておっしゃっていて、納得しました(笑)。
岩田 すごく心遣いのある方でしたね。私と同じくらいの男の子がいらっしゃるので、意外と悩んでいることが似ていて。働いて家ではお母さんで、実は旦那には厳しいところとかも似ていたり(笑)、そういう話をして和ませてくださいました。
「北欧、暮らしの道具店」のサイトで出てくる佐藤店長はすごくオシャレで素敵な都会的な方という印象だったけど、実際はとても自然体で飾らないところも持った魅力的な方でした。
群言堂の根本的な部分を理解しようとしてくださっていて、「根のある暮らしってどういうことですか?」みたいに、普段そこまで考えていなかったことをストレートに聞かれて少し焦りました(笑)。
多田 私も佐藤店長がすごく印象的でした。今の暮らしがすごく楽しいって言ったんですけど、「なんで?」って聞かれた時に、なんでやろ?ってなってしまって(笑)。
でも話しているうちに自分の中のもやもやが固まってきて、ああそう言われてみれば「根のある暮らし」ってこういうことか、だから楽しいんだ!って腑に落ちました。
岩田 多田さんが「めっちゃ楽しい~!!」って言ってたのが印象的でした(笑)。難しい質問なんだけど、楽しく答えさせてもらえたのは佐藤さんの敏腕ぶりと隣で微笑んで下さっていた松田さん(「北欧、暮らしの道具店」バイヤー)のおかげかなと。
多田 松田さんもすごくふんわりした雰囲気ですけど、お食事の時にお仕事のことを聞いてみたら、バリバリのバイヤー兼MDみたいなお仕事をされてるって聞きました。
それも、もともと全然違う編集の仕事をしていたって聞いて、佐藤店長の人を見る目と大きな仕事を任せる男らしさみたいな部分がすごいなと思いました。
岩田 もし佐藤店長が群言堂にいたらどうなるんだろう…みたいなことも考えましたね。
松田さんとのやり取りの中でも姉さん的で慕われているんだろうなっていうのを感じましたし、面白おかしく話を振って楽しませてくれて、チームワークもいいなって。
多田 青木さんも普段とても柔らかい印象ですけど、話を聞くとやっぱりドシッとされていて、しっかりとした柱になっていらっしゃるんだなって思いました。
佐藤店長がバイヤーさんと電車で一緒に帰りながら、青木さんに「うん」と言わせる攻略法を考えるみたいな話もありました(笑)本当に印象に残る素敵なご兄妹でしたね。
久保田 佐藤店長と青木さんを見ていると、どこか所長(松場登美)と会長(松場大吉)を見ているようにも感じました。所長が前に出て、それを会長が陰で支えるというような。
青木さんも佐藤さんが社長に見られるくらい、カリスマ性のある佐藤さんをちゃんと支えているっていう、向かっている方向は一緒なんだけど見ている方向がちょっとずつ違って、お互いがお互いをフォローし合っている様子が所長と会長にすごく似ていると思いました。
岩田 「共感」っていう言葉はキーワードでしたね。考え方に共感するということがポイントになっていて、お客さんともそういう部分でつながっているって。
うちの場合は店頭でも販売員さんとお客様がつながっている分共感を得やすいとは思うんですが、北欧さんはネット事業だけなのにものすごい共感を得ていて、お客様とのつながりの強さを感じました。
登美 商品やテイストが違っても、ある意味では同じ方向に歩いているのかもしれないよね。北欧さんを見ていると、今はどこもネット販売をやってるけど、市場の大きな流れとは違うネット販売が生まれているのかなという気がするね。
「不易流行※」って本当によく言ったもので、やっぱり時代や環境がどれだけ変わっても変わらないものと、それによって変わるものと両面ある。だからその不易の部分で共有できるところっていっぱいあるよね。
※「不易流行(ふえきりゅうこう)」とは、いつまでも変わらない本質的な部分(不易)を持ちながら、時代に応じて新しい変化を重ねていくこと(流行)。松尾芭蕉による俳諧の理念の一つと言われています。
登美 外の人がたまに来て交流があると中が刺激されていいわね。当たり前に思っていたことが、実は当たり前じゃなかったって気付かされたり。
岩田 そうですね。「根のある暮らしとはどういうことなのか?」っていう問いがまさにそれだったなと思います。
そこで久保ちゃん(久保田)が言った「楽しめれば、根を張る場所はどこでもいいんですよ」っていう言葉がしっくりきました。
多田 都会にいると便利で効率のいいものに囲まれているのでそれに惑わされてしまって、そうではないものに目が向かなくなってしまったりしますよね。
こっちでは不便さ非効率も当たり前で、それでもいいんだっていうのが生きやすくて。こっちに暮らしてからもう一回都会に帰ってみたらちょっと違うかもしれないなと思います。
岩田 私も、もうちょっと今みたいな考え方ができれば都会でももっと根のある暮らしができたかもしれないなって、佐藤さんとお話しして思えたかな。
登美 私はできればこの町が再生工場みたいになって、去る人もいるんだけど去った先でここで培ったものが生かされるような、そんな場になっていけばいいなってすごく思ってるんだよね。
岩田 所長はずっと種まきをしているっておっしゃってますよね。きっと次の世代に継承される頃にはいろんな芽が出ているんじゃないかと思います。
久保田 最近、私たちはものを売ってるんじゃなくて、根のある暮らしというものを伝えてるんだっていう実感がすごくあります。
日本中、いや世界中にでも、根のある暮らしっていう考え方を伝えていけたらとても素敵なことですよね。BRAND NOTEの記事にもそんな想いが乗って伝わっていけばいいなって思います。
岩田 所長のそういう考え方があることが、みんながここに集まっている理由なのかなって取材を受けて思ったんですよね。
ただ儲けるだけじゃなくて、人間の関係性とかを大事に商売をしているのは意味のある事ですよね。
登美 もちろん儲けることは必要なんだけど、何のために利益を上げて、その利益を何に使うのかっていうところまでみんなと共有できれば一番いいよね。
岩田 今回の取材で思ったのは、今までこうして若いスタッフが取材を受けて、若い方に向けたメディアで紹介されることってあまりなかったなということですね。
登美 そうですね。いつもスタッフのバースデーカードを書くんだけど、よく販売員さんに「あなたのファンを作ってください」って書いてるんですよ。
もちろん群言堂のファンも私のファンもうれしいけれど、スタッフ自身のファンが増えていけば一番いいんですよね。
一人一人がもっとこの会社でファンを増やせたらきっと幸せだね。
多田 BRAND NOTEの記事を読んで、私たちに共感してくれる人が増えたらいいですね。そういう意味で、今回の取材はとてもいい機会になったんじゃないかなと思います。
登美 そうだよね。だんだんスタッフがそういうところに顔を出してくれるようになると嬉しいよね。やっぱり取材もそうだけど、スタッフも含め外から来た人が何かを変えているのは確かだよ。
岩田 そうですよね。社内も私が入社したころより外から来た人がぐっと増えて、なんだかちょっと爽やかな風が吹いてますよね。
色んな人が色んなところから来てるから、一つの考え方に固執してないというか、ある意味都会的な部分が持ち込まれた気がして面白いなって思います。
そういうところが増えてくると選択ができるというか、東京で仕事してもいいしこっちで仕事してもいいって考えられますね。
ここでなら働いてもいいなって思える地方の職場がもっと増えるといろんな選択肢が生まれてきますよね。
登美 結局は意識の問題なんですよね。だから意識をどう変えていくか問いかけていくことがとても大事な気がするね。
常に、いろんな人がいろんなことを教えてくれてるんですよ。それに自分が耳を傾けるかどうかだと思います。その中からセレクトして決めるのは自分だからね。
これからも人に会って視野を広げて、驚きや刺激をたくさん受けていきたいですね。
<おわり>
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