ブラハウスという名前の店を作って16年(2004.9現在)になります。
オープン当時は、現在カウンターのあるフロアだけの店でした。
当時は、パット ワークやカントリー雑貨が隆盛の頃、私もまだ三十代子育ての真っ最中でした。
母親のてづくりのぬくもりをコンセプトに、
可愛いくまやうさぎのアップリケ のついた商品を作っていました。
時折、昔の商品を目にすると「こういう時代もあったんだなあ」と
自分自身の昔の写真を見るような、なつかしくも気恥ずかしい気持ちにさせられます。
店もすこしづつ改修を加え、変化してゆきました。
同時に私のものづくりも、その時折の状況や空間の変化や、人との出会いの中で変化してゆきました。
子育てが一段落した頃、
これからは自分自身のためのものづくりをしようと考えはじめ誕生したのが群言堂です。
母親としてではなく一人の 人間、一人の女性として、
自分の持つ価値観を大切に、美しい暮らし方を模索し始めました。
早いもので群言堂が生まれて十年になります。